2025.08.12
夏らしい浴衣姿で大ヒットを祝福! 松本若菜、吉川愛、楠大典、やす子が登壇、大ヒット記念 新ジュラ夏祭りイベント!
日本公開から4日間で早くも15億円を突破する大ヒットスタートを記録し、日本にも“ジュラシック熱”が到来しています。
そのような大ヒットを記念して、「新ジュラ夏祭り」と題したスペシャルイベントが開催されました。会場には多くの観客が詰めかけ、日本語吹替版で声優を務めた松本若菜さん(ゾーラ・ベネット役)、吉川愛さん(テレサ・デルガド役)、楠大典さん(ダンカン・キンケイド役)に加え、本作の宣伝隊長で吹替にも挑戦したやす子さんが爽やかな浴衣姿で登場すると、大きな拍手で迎えられました。
松本さんは「本日はありがとうございます。浴衣は何着か用意されていたんですが、ケツァルコアトルスにそっくりな柄だったので、絶対これでしょう!と思って選びました」と、オレンジと青色の浴衣姿を披露しました。
水色の浴衣を選んだ吉川さんは、「夏らしくて可愛いなと思ってこの浴衣を選びました。帯の折り方にもこだわって試行錯誤していただきました」とその場で一回転しました。
楠さんは本作のロゴが入った浴衣を着用し、「この浴衣は衣装さんが作ってくださったんですが、グッズもたくさん出ていて、僕もTシャツは相当買っています。今日観ていただいた後に、ぜひグッズも楽しんでいただけたらと思います」と鑑賞後にグッズを購入する楽しみもアピールしました。
迷彩柄の浴衣に身を包んだやす子さんは「はい~お願いします~!お二人(松本さんと吉川さん)の時よりもシャッター数が少ない気がしますが(笑)、『ジュラシック・ワールド』の世界に入ったらどこにいるのか分からなくなってしまいそうな浴衣ですね~!これから素敵な映画が始まるので、ぜひ楽しみにしていてください」
と挨拶し、和やかな雰囲気でイベントがスタートしました。
いよいよ8月8日に日本公開を迎え、初週から大ヒットスタートを切っている本作について、松本さんは「すでに多くの方に劇場へ足を運んでもらっていることに感謝いたします」と感謝の気持ちを表しました。
続いて、「ジュラシック」シリーズに実写の俳優として出演できるとしたらどんな役をやりたいか?という質問について、吉川さんは「食べられたい!」と即答し、「中盤くらいまでは生き残りたいですが、恐竜から逃げ惑いたいです」と笑顔を見せていました。楠さんが演じたダンカンは、ワイルドで男気あふれるキャラクターです。“いい男”の条件について聞かれると、「いい男じゃない人に聞くんですか?」と逆質問しつつ、「いい男というのは、例えばその時代や設定によりますよね。この映画の世界だったら、筋肉モリモリじゃないと守れないかもしれない。ただ、現代ではそんなことは必要ないかもしれないし…。何かと考えると、名前に“岩”がついている人が男前なんじゃない?‘剛’とか‘典’とか。僕も‘典’がついて条件が重なっているから分かりませんけど(笑)」と、遠回しに本作でヘンリー・ルーミス博士役の吹替を務めた岩田剛典さんの名前を挙げて笑いを誘いました。
科学者役で吹替にも挑戦したやす子さんは、「でんじろうさんのYouTubeをたくさん見た」と明かし、「コケるシーンで‘どひゃあ’といったら‘喜劇になってしまうので…’と言われました。映画の最初の方に5秒くらい映っているのでよかったら観てください」とアフレコの様子を振り返りつつ、登場シーンをアピールしました。さらに、アフレコで努力したことについて聞かれると、「‘はい~!’と言わないように気をつけました」と答えると、楠さんからは「そこはよかったんじゃないですか?」とツッコまれる一幕もありました。
続くトークでは、登場人物の「復活」になぞらえた人生の転機や、印象的な吹替シーンについても話が展開されました。本作では“復活”という言葉をキーワードとして、恐竜だけでなく登場人物たちも“過去を乗り越えて前に進む”姿が描かれています。自身の人生における“復活の瞬間”について問われると、松本さんは数年前にヘルニアになって歩けなくなったエピソードを切り出し、「このままだと仕事に影響が出てしまうので、思い切って手術しました。手術を終えて、ベッドから立ち上がって床を歩いた一歩目が復活の瞬間でした」と自身の経験を振り返りました。吉川さんは「岩盤浴や温泉に入った時に復活します。家族とよく一緒に行って、朝から夜遅くまで12時間くらいいるんです。次の日が大事な仕事の時は必ず行くようにしています」と、こだわりの復活方法を明かしました。楠さんは「この作品で(マハーシャラ・アリ演じる)ダンカン役をやらせていただいていますが、以前にも別の映画で同じ役者さんを演じたことがあります。でも一度、他の方が演じられることがあって、この作品で復活しました(笑)」と声優ならではのエピソードを語りました。やす子さんは「この間、ロケで‘はい~!’を言い忘れて、カンペで‘はい~!’を出された時に復活しました。言わなきゃってなりました」と、“はい~!”を忘れかけているという最近のできごとを明かし、会場の笑いを誘っていました。
それぞれ自分が演じたキャラクターの吹替で力を入れた注目シーンについて聞かれると、楠さんは「“ニーナ!”と言う場面と、(映画の)最後のほうは頑張っています。ぜひ注目して下さい」とアピールしました。松本さんは水上のアクションシーンを挙げて、「恐竜たちの鳴き声や水しぶき、船の軋み音に、大迫力の映像が重なって、私もその場にいるかのような臨場感で挑めました」と語りました。セリフで悲鳴が多かったという吉川さんは、「喉がやられやすいタイプなので、悲鳴のシーンを後で撮るようにしていました。でも悲鳴が多かったので、飲み物を3種類くらい飲んだり、飴をなめたり、喉のケアを一番頑張りました」と語りました。すると楠さんは「温めるのは全部終わった後のケアなんだと思いますよ。一人ずつ収録する形式が増えてくると、自分の役を続けてやるので喉を壊しやすくなりますが、僕なんかご飯を食べるとすぐに治っちゃいます」と声優としてのアドバイスを飛び出させました。
劇中で主人公のゾーラたちが上陸した島は、かつてのパークの所有者が極秘実験を行った地球上で一番危険な場所です。もしこの島に一つだけ何かを持っていくとしたら?という質問に、サバイバル能力を持つやす子さんは「10式戦車ですかね?戦うつもりで行きます!」と力強く回答しました。「ティタノサウルスとは仲良くしたいですね。あと、一泊だとしたら好きなおやつを持っていきます」と楽しそうに想像を膨らませていました。楠さんは「一週間だとしたら、業務用マヨネーズを持っていきます。葉っぱでも何でもマヨネーズをかければ美味しくなるので、生き残れるはず」と、食糧不足をカバーするユニークなアイデアも披露しました。松本さんは「消臭スプレーを持っていきます。いつ肉食恐竜がくるか分からないので、人間のにおいを消すんです。バレないように無香料じゃないといけませんね(笑)」と、斬新なサバイバル策を披露しました。吉川さんは「頑丈な家を持っていきます」と真剣に回答し、「虫が苦手なので、屋根つきの家を持っていきたい」と主張しました。すると楠さんは「頑丈な家でも虫は入ってきそうな気がするけどね」とツッコミを入れていました。
そして、ここからは“新ジュラ夏祭り”にふさわしく、夏祭りの定番ゲーム「金魚すくい」に倣って、「モササウルスすくい」に挑戦しました。モササウルスの入ったボールプールが壇上に登場すると、キャストが覗き込んで「難しそう」という声が上がりました。釣り竿を手に取り、松本さんが「モササウルス、すくうぞ!」と掛け声を上げると「お~!」と全員が団結し、モササウルスすくいがスタートしました。プールに浮かぶモササウルスパネルを懸命に釣り上げる姿に、観客からは笑いと拍手が起こりました。
さらに、映画のタイトルをかたどった氷の彫刻が壇上に登場しました。これを見たキャスト陣からは「ええ~!」や「凄いですね」という感嘆の声が上がりました。制作には半日かかったと聞いたやす子さんは、「(吉川さんが)岩盤浴に入っている時間と同じくらいですね!」とコメントし、会場を笑わせました。
イベントの締めくくりには松本さんが「夏の熱気とともに恐竜が暴れ回る大迫力の作品になっています。スクリーン越しに響く恐竜たちの息遣いや力強い叫びが、この夏皆さんの心に残る作品となっています。ぜひ最後まで楽しんでいただけると嬉しいです」と観客へ向けてメッセージを贈りました。最後に、やす子さん考案の“ティラノピース”でフォトセッションが行われました。まさに“恐竜級”の盛り上がりを見せたイベントは、大きな拍手の中で幕を閉じました。