2025.07.01

歴史に名を刻む“新章”を彩る豪華日本語吹替版キャスト!
「ジュラシック」シリーズ新章始動イベント オフィシャルレポート

本作の日本公開に先立ち、日本語吹替版キャスト「ジュラシック」シリーズ新章始動イベントが実施しました!

劇中に登場する史上最大級の翼竜・ケツァルコアトルスの巨大パネルが設置された舞台上に、「ジュラシック・パーク」のメインテーマが流れる中、本作の豪華日本語吹替版キャストたちが登壇しました。
秘密工作の専門家ゾーラ・ベネットを演じた松本若菜さんは「お集まりいただきありがとうございます。今日は本作の魅力をお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いします」と挨拶し、
古生物学者のヘンリー・ルーミス博士を演じた岩田剛典さんは「テーマソングだけでめちゃくちゃテンションがあがっています!」と笑顔を見せ、
ゾーラたちとともに冒険することになる一家の長女テレサを演じた吉川愛さんは「テレサ役の吉川愛です。今日はよろしくお願いいたします
そして、ゾーラが最も信頼する傭兵ダンカン・キンケイドを演じた楠大典さんは「よりたくさんの方に観ていただけるよう応援いただきたいです。よろしくお願いします
とそれぞれに挨拶しました。

 

今回、「ジュラシック」シリーズ新章の吹替に決まったことについて、松本さんは「『ジュラシック』シリーズは知らない人がいないほど超大作で、今回のお話を聞いたときに「私?」とすぐに理解できませんでした。新章の吹替を担当することになり、身の引き締まる思いでした」と当時の驚きを振り返りました。岩田さんは「夢のようなお話ですごく嬉しかったです。『ジュラシック』シリーズは本当に幼い頃から観てきたので、この世界に参加できることがとても嬉しいです」と喜びをあらわにしました。吉川さんは「恐竜や爬虫類が好きなので、今回参加できてすごく嬉しいです。これまでアニメーションの吹替をやったことはありましたが、実写は今回が初めてです。アニメーションとの違いや「私でいいのかな」という緊張感もありましたが、超大作に初めて参加できてとてもわくわくしました」と笑顔で回答。長年にわたり声優を務める楠さんは「『ジュラシック・パーク』が始まったときはまだ声優の仕事は初めていなくてVシネなどに出演していましたが、まさかこの作品に参加できるとは思っていませんでした」とそれぞれに印象を振り返りました。

 

『ジュラシック・パーク』からスタートした「ジュラシック」シリーズは全世界の累計興行収入が9400億円以上の大ヒットシリーズ。そんな長年愛されているシリーズの中で、思い出のエピソードや、過去作で心に残っているキャラクターやシーンについて聞かれると、松本さんは「『ジュラシック・パーク』を初めて観たのが小学生でした。その時に恐竜がそこに生きていると感じました。当時のワクワクや高揚を思い出します」、岩田さんは「劇場にはいつも観に行っていました。『パーク』から『ワールド』に変わった時に、ジャイロスフィアに入って恐竜追いかけられるシーンなど、今までになかった演出にさらに圧倒させられました。(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの)メンバーに話したときは驚いていましたが、恐竜役なのかと言われました(笑)」、吉川さんは「(『ジュラシック・ワールド/炎の王国』で)島で火山が起きて恐竜を一匹でも多く救おうとするシーンを観て、「私も助けたかった!」とすごく思いました。あのシーンが忘れられないです」、楠さんは「当時、富山敬さんが吹替を担当していたことが印象に残っています」とそれぞれのエピソードを明かしました。

今回は「ジュラシック」シリーズ最大のアクションが盛り込まれ、ゾーラ役のスカーレット・ヨハンソンによる激しいアクションシーンも見どころの本作。ゾーラ役を演じた松本さんは、アクションの見どころについて「私が印象的だったのはスカーレット・ヨハンソンさんがスライディングする場面です。実は一番体幹が大切で、少しでもバランスが崩れると目立つんです。きっと基礎ができているからこその完璧なスライディングでした。だからこそできるド派手なアクションに、いろいろな努力を感じました」と熱くコメントし、危険な崖を降りるシーンについては「怖いです!(笑)」と回答したが、同じく崖を降りるシーンのある岩田さんは「もし実際にお話がきたらやります」と自信を覗かせていました。
本作が日本語吹替初挑戦となった松本さんは「普段は目線や表情で表現しますが、今回は声に背景の全てをまとわせて演技することに意識を持って臨みました。監督とたくさん話し合って大切に演じました。ゾーラはかっこいい女性なので、アクション経験も活かしてできたと思います」と初めての声だけの演技に挑戦した際のエピソードを明かしました。松本さんと同じく日本語吹替初挑戦の岩田さんは「松本さんさんたちよりも先に収録したのですが、プロの声優さんたちの声に圧倒されてしまって…特に楠さんさんの声の分厚さがすごくて!表情や目線など、役者としての部分は使えないので、声に説得力をもたせる必要があってとても苦労しました。まだ松本さんさんたちの声が入っていない状態の掛け合いが難しくて、探り探り演じました」と苦労したという撮影の様子を振り返っていました。また、岩田さんが演じたルーミス博士は、ゾーラたちとともに恐竜のDNAを集める仲間の一人として登場し、研究者として恐竜への深い愛情を見せる一面も。そんな自身のキャラクターについて「古生物学者として野生の恐竜が見たいという好奇心だけで参加するキャラクターです」と説明した岩田さん。ルーミス博士と自分の似ている部分について聞かれると、「オタク気質で好奇心旺盛なところは自分にもあると思います。すごくきれい好きというわけでもありませんが、部屋の掃除を徹底的にやることがあります。始めたら気になってしまって終わらなくなってしまいます(笑)」と、思わず熱中してしまうことを明かしました。

また、吉川さんが演じたテレサは、恐竜たちが迫る危険な状況でも家族とともに乗り越えようとする勇敢なキャラクター。そんなテレサについて吉川さんは「家族が好きな部分は私と似ていると思います!テレサは目の前に大きい恐竜が現れても、家族を守るために勇気を出すのがかっこいいと思いました。これまで出演したアニメーション作品ではアクションシーンが多く、本作の叫ぶシーンではその時の経験を活かせたと思います」と自身と似ている部分やアフレコについて語りました。
楠さんは人情味もあり、とても男気が溢れるキャラクターのダンカンを演じ、吹替のこだわったポイントについて、楠さんは「どのキャラクターも基本は同じです。吹替はキャストが演じているので、そこからはみださないように、もしその人が日本語を話したらどうなるかという部分を意識して演じています」と回答すると、岩田さんは「勉強になります!」と尊敬のまなざしを向けていた。「答えはありませんが、実写やアニメの吹替も、実際に演じるのも根本は同じで、違うのは世界観とキャラクターです。声優は自分が動けない分、想像でやるのが難しいんだと思います」と長年の経験を元に吹替の演じ方について熱く語ってくれました。 

 

続いてのコーナーでは、本作がシリーズ1作目の『ジュラシック・パーク』と同じように、初めて恐竜に出会った時の感動も描かれていることにちなみ、“本当に恐竜に会えるとしたらどんな恐竜に会いたいか”について登壇者がそれぞれフリップで回答。和気あいあいとじゃんけんで発表順を決め、はじめに楠さんが披露したのは丸くて大きな恐竜!「ほとんど空気の恐竜です。実際何トンもの恐竜がくると一緒に遊びたくてもつぶされてしまうので、上に乗ったりして遊べる恐竜を考えました」とユーモア溢れるオリジナル恐竜を披露しました。

続いて、吉川さんが描いたのは爬虫類のような可愛らしい姿の恐竜。「爬虫類が大好きで、特にアカメカブトトカゲが好きなのと、前作でエリマキトカゲのような恐竜(ディロフォサウルス)が登場していたので、それを参考にしました。目が赤くて抱きつけるくらいのサイズです。ちょっと嚙まれたいと思って牙をつけました。私はワンちゃんを飼っているので一緒にお散歩したいです!」とコメントして会場を和ませていました。

松本さんもゆるキャラのような可愛い恐竜の絵を披露し、「わたしは暑がりなんです。暑いときにお水やうちわ持ってきてくれたらいいなって。私の倍くらいの大きさです!」と夏の暑さを一瞬でも忘れさせてくれそうな頼もしい恐竜を考えてくれました。

最後は、突き詰めるタイプだという岩田さんが圧倒的な画力で見事な恐竜の絵を披露!Tレックスのように牙のするどい肉食恐竜を描いてきた岩田さんは「一体しか会えないとしたら、会った瞬間にやられるような恐竜に会いたいです」と恐竜に遭遇した際の憧れのシチュエーションについて明かしました。

最後に巨大パネルの前でマスコミ向けのフォトセッションを行い、イベントは幕を閉じました。